先日施工事例としてあげさせていただいた老舗家具会社の方のご両親のお住まいの階のエレベーターの枠の補修案件です。
たぶん何かをエレベーターから運び入れる際に引っ掻けてしまったようで横にほぼまっすぐの線傷なのですが、しばらく放っておかれていたらしく塗装が剥がれ、ベースに錆が浮いてきてしまっています。
施工前の写真がこちら👇
この日はお部屋の中の掃き出し窓のフローリングの補修と並行して作業しました。フローリングのクリア層を剝がし、面出しを行ってからの下塗り塗料を乾燥させるために2時間あったので、その間にこちらの作業を行いました。
まずはいつものように全体のクリーニングを丁寧に行い、サンディングで傷と剥げてしまった塗装のバリを取っていきます。再度補修面の汚れを取り、脱脂を行い、充填剤を擦り込んでいきます。しっかり充填剤を乾燥させた後、周りの必要のないところにすり傷を作らないように丁寧にマスキングを行い、サンディングで面を整えていきます。さらに充填剤の輪郭の微妙な段差なくすためにサーフェサーを塗布し、再度しっかり乾燥させた後にサンディングで平滑にしていきます。事前に現物を確認しておいた色とメタリックの質感を合せたカラースプレーで補修した部分に色を乗せ、艶を合せたコーティングを行って作業終了です。
施工後がこちら👇
エレベーターの開閉部分やコンクリートの壁面当には塗料やコーティングのスプレーを飛ばしたくないので広くマスキングを行うのですが、エレベーターなのでいつ開くかヒヤヒヤしばがら作業を行いましたが、平日の日中だったので特に文字通り動きはなく、無事作業を行うことができました。
施工後は依頼主に確認をいただいて、無事OKをいただきました。ずっと気になっていた傷だったらしく、キレイになって非常に喜んでいただけました。
最初はちょっとしたひっかき傷でも、放置しておくと今回の傷のようにダメージが広がっていってしまいます。気になる傷や劣化がある場合は遠慮なくご相談ください。今回のお客様のように１日の施工で複数の気になる場所の補修をオーダーいただければ、重複する訪問にかかる移動や機材の運搬費等がセーブできますので、気になるコストも圧縮することができます。
江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京２３区からご注文を承っております。
良いものを長くお使いになるお手伝いができれば幸いです。