リフォーム会社様からのご依頼でお引越し後のマンションの原状回復の補修案件です。
今回は、室内は依頼主のリフォーム会社様が大掛かりに手掛けられ、オーダーをいただいたのは玄関扉のへこみ傷の補修です。これまでお住まいになっていた方がどのようにこの部屋を使われていたのか分かりないのですが、玄関扉全体にへこみ傷ができていました。
施工前がこちら👇
まずは全体的にクリーニングを行って汚れを落とした後、ちょっと傷の数が多かったので作業を行っているうちに「埋め忘れ」が起きないように、作業前に傷の場所にマスキングテープを貼っておきました。その写真がこちら👇
合計33ヶ所の傷に足付けを行い、充填剤を埋めていきます。基剤と硬化剤を混合させるタイプの充填剤で埋めていくのですが、2液を混ぜると5分で硬化が始まってしまうので全部の傷の分を一度に混合させることができず、埋めては充填剤を混ぜて準備し、を繰り返します。数が多いので手間ですが、忍耐です。その後全体を平面にするため傷ひとつづつサンディングを行い、充填剤がやせてしまって充分に埋まっていない所は再度充填剤を準備して盛り付け、再度サンディングで面を作っていきます。ほぼ面ができたところで全体的にサーフェサーを使用し、それぞれの傷の周りのわずかな歪みをさらにサンディングで修正し、きれいな面ができたらあらかじめ元の色を確認して準備しておいたサッシ用のカラースプレーでムラが出ないように丁寧に着色。よく乾かしてから浮いているミストを専用のクロスで取り除き、艶を合せたコーティングで仕上げていきます。
施工後がこちら👇
玄関は生活の中で毎日出入りする場所です。そこがデコボコでは次に入居される方も気分が良くないと思い、傷の数が多く施工日の気温が高かったためサンディング時に指がつりそうになりましたが、丸1日かけて丁寧に綺麗に補修しました。
施工後は依頼主であるリフォーム会社様にご確認していただき、次に入られる方がこの状態をずっとキープしていただけるといいなと思いながら現場を後にしました。
不動産関連の会社様やリフォーム会社様と話をさせていただくと、最近扉のへこみの相談が増えてきた、との事です。コロナ禍において、ストレスが溜まっているのかも、です。割れ窓理論ではありませんが、玄関のへこみや傷をほおっておくと生活全体がすさんで行ってしまうかもしれません。扉全体をまるまる交換しなくても、木製の扉の割れや陥没も含めてリペアで対応できますので、ドアに気になる傷やへこみがありましたら遠慮なく一度ご相談ください。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から承っております。
良いものを長くお使いになるお手伝いができれば幸いです。