革ソファ・劣化補修 / 東京都港区

こちらいつもお世話になっている結婚式場のメンテナンスを行われている会社様からのご依頼で、ちょっとくたびれてしまった革のソファの補修です。部分により擦り切れてしまっているところ、色が落ちてしまっているだけのところが混在しています。
施工前のお写真がこちら👇

革 ソファ 擦り切れ

ソファの場合やはり長年の汚れがついてしまっているので、色が落ちていない部分も含めて全体をまずしっかりクリーニングします。次にパテや塗料の食い付きをよくするために、やはり全体的に脱脂を含めた下処理を行っていきます。擦り切れて欠けてしまっているところやささくれてしまっているところはサンディングで均します。欠けているところには革用の充填剤を入れ、しっかりと熱を加えて硬化させた後に段差を均して面を整えていきます。次に塗料を調合していくのですが、ソファの持つアンティーク感は残したいので色調は合わせながらもちょっと「薄い」ものを作り、少しずつ重ねていく事にします。革を止めている鋲の部分には塗料を乗せたくないので、塗装を始める前にマスキングを施します。塗装は、対象範囲が広いのでスプレーガンをコンプレッサーで使用します。パテを埋めたところ、色が落ちてしまっているところから色を重ねていき、全体的な雰囲気を調整していきます。
施工後、ソファを本来の場所に戻してからのお写真がこちら👇

革 ソファ 擦り切れ

新品のソファの様にべったり同じ色にしてしまう方が作業としては楽なのですが、経年感を出すためにちょっとの色ムラはあえて残しましたが、式場の方からは「こんなに綺麗になるんだ!」と非常に喜んだいただけたので頑張った甲斐がありました。

革のソファだと、ちょっとくたびれてしまったときの対応としては買い替え、革の貼り替え等色々選択肢があると思いますが、いい物であればあるほど簡単に新しくはしたくない方が多いと思います。そんな時は気軽にご相談いただければ、どんなことができるか、どんな感じにできるか、ご提案させていただくこともご要望を承ることもできます。仕上がりも今回の様に少しづつ色を乗せていき、この辺で、と好みの感じで調整することもできますので、蘇らせたい家具がおありなら是非一度お声がけいただければ、と思います。施工相談とお見積りは、無料で、江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から広く承っております。
良い物を長く、気持ちよくお使いになるお手伝いができれば幸いです。