トータルリペア鬼工房は令和5年4月から東京千代田区の某ホテルのメンテナンスに定期的に入らせていただくことになりました。指定されたお部屋に入り、1日かけてフローリング、家具、ドア等、目に付く傷をどんどん補修していきます。
こちらお部屋の書き物テーブル備え付けの椅子なのですが、ひじ掛けの前面のちょうどテーブル引き出し下部に当たる部分が欠けてしまっていました。
施工前の写真がこちら👇
まずはいつものように傷周辺のクリーニングと脂分の除去を行い、しっかり乾燥させてから傷の縁とバリをなだらかにしていきます。余計な部分にまで充填剤が拡がらないようにマスキングを行い、またテーブルに再度ぶつかってしまうことが予想されるため、最も硬度の出せる充填剤をしっかり埋め込んでいきます。パテが乾き始める前にマスキングを外し、サンディングした後に傷の縁が目立たないように充填剤のキワをつぶしてなだらかにしておきます。充填剤が十分硬化したら、必要のない部分を削らないように再度マスキングを行い、サンディングをしていきます。今回は角とひじ掛け部分の曲面を再現するため、カーブ部分を削りすぎないように慎重に面を作っていきます。綺麗な面ができたら、ひじ掛け部分の色に合わせて調色を行い、全体の色に合わせていきます。周りに馴染ませることができたらツヤを合わせたコーティングを行います。コーティング剤も、やはりまたぶつけることを考え強度のあるものを使用します。コーティング剤が乾燥しても充填部分が周りより若干ツヤのある状態だったので、最後にツヤの微調整です。
施工後の写真がこちら👇
木目がちょうど溝っぽい感じになっている木材が使われている椅子で、その溝までは厳密に再生することはできなかったのですが、パッと見はしっかり馴染ませることができたので、これで良しとします。ちなみにホテルのお部屋なので、こちらの作業はパテ、塗料、コーティング材とも刺激臭のない材料で施工しています。
ホテルのお部屋なのでさすがに大きな傷はないのですが、小傷でもせっかく宿泊していただくお客様をがっかりさせることのないよう、1日かけて目に付く傷を綺麗にしていきます。お住まいでも、特に大きな傷はないけれど小傷は多い、という場合もあると思います。そのような状態でも1日しっかり小傷を補修していくとお部屋の雰囲気をぐっと蘇らせることができます。小さくても気になる傷、割れ、焦げ目、染み、劣化等々ありましたら、お気軽にお問合せください。無料で施工相談・お見積りをさせていただきます。ご希望であれば、現地にお伺いして一緒に何ができるか相談させていただくことも可能です。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から承っております。
大事なお部屋を長く、気持ちよくお使いになるお手伝いができれば幸いです。