こちらこのトータルリペア鬼工房のウエブサイトを見ていただいてご連絡いただいた、個人のお客様からの室内ドアの陥没ドアの補修のご依頼です。元気なお子さんがお二人とのことで、エネルギーが有り余って家の中のドアに穴を開けてしまった、とのことでした。
作業する前の穴のお写真がこちら👇
まずはいつものように傷の周りの、最終的にコーティングをする部分のクリーニングと脱脂を行います。もう割れてしまっている部分は再利用はできないので、傷の輪郭に沿って割れた板を躊躇なく切り取っていきます。切り取った穴の縁は、充填剤を埋めた後のキワを目立たなくするために傷の断面が穴に向かってなだらかになるように下処理をします。さらに充填する前に穴には補強材を入れるので、穴の縁の裏も補強材がきちんと接着できるように平らにします。あらかじめ準備しておいた補強材を穴の裏に接着していき、充填剤を入れるための「底」を作ります。余計な部分に充填剤が行かないように穴の周りをしっかりとマスキングをして、穴の縁と底の部分から隙間ができないように充填剤を埋めていきます。面積が広いので凸凹にならないように、また巣穴とかが発生しないようにドア面よりちょっと高めに盛り付けてからマスキングテープを外し、充填材のキワをつぶしてなだらかにします。充填剤をしっかり乾燥させてから、余計な部分を削らないように再度マスキングを行って、番手の荒いサンディングでざっくりと面を整えていきます。次第に番手の細かいものに移り、マスキングも外してサンディングを重ね、綺麗な面を整えていきます。面ができたら下塗り塗料を使用してキワの小さな歪みを修正します。その後ドアのベースとなる色を作り充填剤を着色してから、濃い色も使い木目を再生していきます。充分馴染んでからお客様に色を確認していただいて、OKをいただけたらその色を固着させ、ドアのツヤに合わせてコーティングを行います。
施工後のお写真がこちら👇
改めてアップのお写真を見るとちょっと荒れて見えますが、お客様からは「こんなに判らなくなるんだ。すごい!」と、非常にうれしいお言葉をいただきました。作業の最終盤にはお子様も帰ってきて、穴が直ったことをとても喜んでくれました。つい、「また穴を作っちゃったら、おじざんがすぐに直しに来るから」と余計なことまで言ってしましました。
子供たちは社会の宝なので、その元気、パワーは失ってほしくないものです。体の傷は困りますが、家の傷は部分補修で直せます。今回のお客様はありがたい事にお友達のパパさん、ママさんに子供たちがお住まいに傷とか作っても直してくれる人がいると宣伝しておく、と仰ってくれました。子供たちだけでなく、親御さんが作ってしまったものでも気になる床や壁、ドア、柱など気になる傷があれば、お気軽にご相談ください。無料で施工相談・お見積りをさせていただきます。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から承っております。
良いものを長くお使いになるお手伝いができれば幸いです。