今回は以前車のレザーシートの補修をさせていただいた会社の社長様から保有している賃貸物件の原状回復のご依頼をいただき、傷んでしまっていた掃き出し窓のフローリング部分の補修を行ってきました。
2部屋に掃き出し窓があり、両室とも窓付近が劣化、欠損、退色していました。一部の施工前の写真がこちら👇
まずは施工個所のクリーニングからですが、今回の補修箇所は積年の汚れが溜まっていたので念入りにきれいにし、油汚れも落としていきます。施工個所のクリーニング後は割れたり欠損してしまっている所のケバを除去し、傷の縁を滑らかにします。続いてパテ埋めのための足付けのサンディングを行い、削り粉をきれいに掃除してからフローリングの板と板の間の溝は埋めてしまわないように傷の中に充填剤を埋めていきます。充填剤をしっかり乾燥させてからきちんと平面にしていくのですが、サッシの縁で、幅2ⅿくらいの窓2部屋分なので、時間はかかりましたが整形で手を抜くときれいに仕上がらないのでコツコツと行っていきます。傷がきれいに埋まったら、まず今回のお部屋のフローリングのベースとなる色を作り、1枚1枚のレーンに実際に色を乗せていく時にそれぞれのレーンのニュアンスに合わせて色を微調整しながら彩色します。色が褪せてしまっている所は薄ーく彩度の高い色をのせ、部屋の中心部の色の褪せていない部分と感じを合わせていきます。その後やはりそれぞれのレーンに合わせて木目を再現していき馴染ませていきます。全体的に馴染んだら色に蓋をして、コーティングを行い作業終了です。
施工後の写真がこちら👇
今回は私の補修作業の後、新しくお部屋を貸し出される前にお部屋全体のクリーニングのために清掃業者さんが入ることをお客様に伺っていたので、窓のクリーニングは割愛させていただきました。これで窓や窓枠もキレイになると全体的にかなり見違えると思います。
賃貸のお部屋で前に住まわれていた方が退去されると思いのほか傷んでいたりすることがありますが、そんな時でもフローリングの貼り換えではなく部分補修(と今回の場合はクリーニング)を行うことで、格段に早く、安価にお部屋をよみがえらせることができます。気になる傷、割れ、焦げ目、劣化等々がありましたら、ご連絡いただければお気軽にご連絡ください。無料でお見積りさせていただきます。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から承っております。
良いものを長くお使いになるお手伝いができれば幸いです。